年賀状
2014年01月07日
今日は東京簡裁で期日があったので、前の事務所に立ち寄って僕宛の年賀状を受け取ってきました。
その中に「先生の言うとおり障害年金の請求をしてみたら、年金がもらえました。もう悪いことはしません。お身体お大事に。」という年賀状が。
この人は1年以上前に、国選弁護事件で担当した被疑者の方でした。強盗未遂。どんな怖い人なんだろうと、おそるおそる接見すると、精神疾患があるという。
検察官に簡易鑑定を申し入れ、被害者に誠心誠意お詫びをいれてから、主治医や保健師さん、訪問看護師さんと電話して、対応を協議。意見をまとめて検察官に提出したところ、措置入院になりましたが、医療観察法の申立てはされず、退院となりました。
当時のことを思い出してみると、この方針がよかったのかどうか、自分でも正直わからなかったし、たぶんご本人もわからなかったと思うけれど、とりあえず現在は障害年金を受け取ることができ、弁護人に年賀状を送ってみようと思い立つくらい落ち着いた生活ができているのかと思うと、やって良かった。
この年賀状は自分への応援と思って大切にしようと思います。
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